アンダーシンク型逆浸透膜浄水器の設置方法

 

取付に必要な工具類

 





 
 
  • シンクに蛇口取付用の穴を開ける際に電動ドリルとホールソーが必要です。電動ドリルは安い物で充分ですが電動ドライバーの場合、回転数が低いので大変かもしれません。 ホールソーはステンレス対応品の必要があります。刃先の口径は12ミリが一般的です。
  • 当店で販売のアンダーシンク型の場合はシンクに12ミリの穴を開け取り付けます。ご希望の方には電動ドリルとホールソーを無料でお貸しします。
  • 水漏れ防止テープ(テフロンテープ)は、ゴムパッキンが付属していない接続部分のネジ山の部分に使用します。浄水器に付属しています。ドライバーはプラスのタイプになります。

 

設置前の準備

    • 浄水器本体とタンクの設置スペースを確保します。
    • 流し台下の水栓の位置と形状を確認し対応する分岐金具を用意します。
    • 蛇口(フォーセット)の取付け位置を確認します。
    • 電動ポンプを内蔵していない機種を除き電源は必要です。流し台の下の部分にコンセントがない場合は側面の奥などにの穴を開けケーブルを通す必要があります。

 

分岐栓の取付け(取水部分)

まずは現在お使いのシンク下の扉の中をご覧いただき、冷水用の配管がどのようになっているか確認していただく必要があります。 殆どの場合、下記の写真の接続例Aの1番目の写真のような止水用ハンドルが付いていると思います。冷水用のハンドルは殆どの場合、中央が青になっています。
この止水ハンドルの上の部分(シンク上部の水栓へ接続されているパイプ部分)がフレキシパイプ(折り曲げ可能なパイプ)であれば浄水器に付属の分岐金具(左下の写真)のみで分岐をする事が出来ます。 運悪く通常の鉄パイプの場合は別売りの分岐金具(写真右下)を購入して頂く必要があります。
(当店の水栓/分岐金具カテゴリー内の分岐金具セット Type D \3,570 になります。)

以下に、それぞれの分岐方法を紹介いたします。

付属の分岐金具とバルブ
(実際のレバーの色はになります)
別売りの分岐金具セット
Type D  3,570円  
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接続例A 水栓の上部にフレキシパイプが使用されている場合)

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工事の前の状態です。
フレキシパイプとは写真の上部のような
金属製のパイプで折り曲げ可能なパイプの事です。



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フレキシパイプを外した後の状態です。モンキーレンチ等を使い外します。

注意:外す前に左の写真の止水ハンドルを時計方法に止まるまで締めると水は上部には流れなくなりますので作業を行う事が出来ます。

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浄水器の付属の分岐金具を接続します。間にゴムパッキンを挟みます。











 
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分岐金具の上部に先程、外したフレキシパイプを接続します。水栓とフレキシパイプの間に分岐金具を挟みバイパスさせます。

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分岐金具のネジ穴に付属の止水バルブを接続します。バルブのオスネジ部分には必ず防水テープを巻いて下さい。(5回程度)
テープは時計方向に巻きます。やや引張り気味に巻きます。レンチを使いしっかりと固定します。

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バルブの末端とチューブの接続部分のアップです。給水用のチューブに固定金具を通してバルブの先端を強めに押し込みます。通しておいた固定ナットをレンチで締め付けます。チューブが奥まで入らない場合はお湯に浸すか暖めると簡単に入ります。

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分岐が完了した際の様子です。赤いレバーをチューブに対して垂直方向に向けると止水します。左の写真は開いた状態です。 チューブの反対側は浄水器の第1フィルターに接続します。チューブの色は浄水器により変わります。



 
接続例 B(フレキシパイプが使われていない場合)

別売りの分岐金具セット Type D  3,570円が必要です。

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別売りの分岐金具セット Type D  3,570円
パーツ構成
kakudai 分岐水栓7989
kakudai 止水キャップ

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工事の前の状態です。
フレキシパイプとは写真の上部のようなパイプの事で折り曲げ可能なパイプの事です。
左の写真は撮影の都合でフレキシパイプが使われていますが以下の解説はフレキシパイプが使われていない場合の設置例です。
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既存の水栓ハンドルを外した後の状態です。
ハンドルを外し、穴の奥にあるコマ(写真の左側の部品)も抜き取ります。

注意:必ず元栓を止めてから作業を行ってください。一般的に水道メーターの手前付近にあると思います。

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外したハンドルの代わりに別売りの分岐金具セット Type Dの水栓を取り付けます。
ハンドル部分の回しながら挿入し、次に奥にある6角ナット、手前の6角ナットの順に締め付けます。


 





 
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浄水器に付属の分岐金具を接続します。ゴムパッキンを挟んで固定します。先端に止水キャップを取り付けます。

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分岐金具の側面のネジ穴に付属の止水バルブ(赤、又は青いレバーの付いた部品)を接続します。バルブ側のオスネジ部分には止水テープを4回ほど巻いてから挿入してください。レンチを使いしっかりと締め付けます。

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給水用のチューブに固定金具を通してバルブの先端に強く押し込みます。通しておいた固定ナットをレンチで固定します。チューブが奥まで入らない場合はお湯に浸すか暖めると簡単に入ります。

写真は黒いチューブになっていますが実際の色は白です。ビニール製で湾曲させる事が可能です。

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分岐が完了した状態です。チューブの反対側は浄水器本体の第一フィルターに接続します。





 
 

専用蛇口(フォーセット)の取付け

   シンクの穴開け

    • 穴を開ける位置を決めます。蛇口が使い易く邪魔にならない位置を探します。余り際に取り付けると裏側からネジで固定が出来なくなる場合がありますのでシンクの裏側も位置を確認して下さい。通常はシンクの槽の部分から5センチぐらいの位置が良いと思います。
    • 位置が決まったらマジック等で穴の中心部分に印を付けます。
    • 穴を開ける際に削りカスが周囲の飛び散りますのでシンクの下側と上の両方に新聞紙などを敷きます。上側は穴の中心の周囲8センチぐらいは繰り抜いておきます。
    • 電動ドリルにホールソーを固定しチャックをしっかりと固定します。
    • 穴の中心部分にホールソーの中心を垂直に当て電源を入れます。
    • 中心部分はバネになっていますので垂直に押し付けると周囲の刃先がシンクに接触し削れていきます。
    • 通常は1分以内で綺麗な穴を開きますが刃の摩耗等で時間が掛かる場合は中止し刃を冷ましてから行ってください。
    • 掃除機などを使い削りカスを取り除きます。シンク下の新聞紙も除去し取りきれないゴミは掃除機で吸い取ります。

電動ドリルとホールソーの刃先



 

    • 穴が開いたらフォーセットを下記の写真のような順番で固定部品やワッシャーを挟みシンクの裏側からナットで固定します。写真はレバー式の例ですがダイアル式も同じです。







 











 
フォーセット取付例 設置イメージ
    • 写真左上の様にコネクタをフォーセットの管のネジ山にネジ込みます。
    • この部分はシールテープを巻く必要はありません。
    • チューブをクイックコネクタに差し込みます。奥までしっかりと挿して下さい。
    • フォーセットに付属の部品が何種類か余りますが写真にない物は使用しません。
    • 右上の図のタンクとフォーセット(蛇口)の位置は実物では逆になります。
 
 写真をクリックするとで拡大表示されます。












 
 

圧力タンクの準備

 

    • タンクの上部に付属の専用のバルブを取り付けます。レンチで余り強く締め付ける割れる危険がありますので程々に。
    • この部分には必ず水漏れ防止テープを巻いてください。巻く回数は7回程度です。 圧力が掛かっているためで漏れ易い部分です。水漏れしたらシールテープを綺麗に剥がして最初から巻き直します。
    • タンクの下の方に青いツマミがありますが、この部分は空気圧の調整用なので触る必要はありません。長期に使用しタンクの圧力が低下した場合の空気補給用のバルブです。出荷時は適切な圧力に調整済です。不足した場合は自動車の空気入れで補給可能です。水が空の状態で0.45kg〜0.5Kg程度が基準です。
    • バルブにタンク用のチューブを接続します。色は機種により違います。クイックコネクターなので差し込むだけOKです。
    • バルブは閉じた状態にしておきます。(チューブに対してレバーが直角になる向き)但し、使用時にはバルブは開きます。(右下の写真は開いた状態です)

タンク上部の拡大写真
















 

排水部分の接続

 


 
  配水管がジャバラホースの場合

    • セットに付属の黒いチューブ(下の写真ではオレンジ)を流し台下の床の部分(ジャバラホースが差し込まれている部分)の隙間に差し込みます。
    • 挿入口の中に太い配水管がありますので配水管の中にチューブが最低10センチ程度は挿し込みます。挿し込みが甘いと抜ける危険がありますので注意してください。
    • チューブが抜けないように結束バンド等でジャバラホースに固定します。


排水チューブをジャバラホースに固定した例






 
 
 
配水管がパイプの場合

    • セットに付属の排水サドルを排水パイプに取り付けます。(40mm専用)
    • 流し台下の配水パイプに電動ドリルを使い6.5ミリ程度の穴を開けます。
    • 穴の位置は浄水器の排水用のコネクタより低い位置が理想です。
    • 配水管はプラスチック製なので殆ど瞬時に開ける事が出来ます。
    • 排水サドルの内側に付属のパッキン(下の写真の四角い部品)を穴の位置を合わせ貼り付けます。(粘着テープ付)
    • 配水管にパッキンを取付済の排水サドルをプラスドライバーで取り付けます。
    • 排水サドルに浄水器本体の排水口から接続されているチューブを取り付けます。
    • 直径40mm排水管用のため径が合わない場合は直接接続し穴の周囲はバスコークの透明タイプ等で埋めてください。
    • 側面に単体で取り付ける場合はチューブの先端が排水管の内壁に触れないよう2センチほど先に出してください。
    • 最後に結束バンドを使いチューブが邪魔にならないように整えます。
付属の排水サドル







 
 

チューブの接続

 

    • 浄水器本体に各チューブを接続します。
    • 浄水器本体にも接続先が書かれています。チューブの色は機種により違います。
    • 給水用チューブ
    • タンク用チューブ
    • 蛇口(フォーセット)用チューブ
    • 排水用チューブ 黒
    • チューブは奥まで確実に挿入してください。
    • 全てのチューブが奥まで挿入されている事を確認します。
白い矢印の部分を押し付けながらチューブを引っ張ると抜けます。取付る場合は強めに押し込むだけです。














 

水漏れチェックと動作確認

 

    • 全てのチューブが接続されタンクのバルブが閉まっている事を確認しフォーセットのレバーは開放(手前に倒した状態)にし 元栓と取水部分の分岐金具のバルブをゆっくりと開いていきます。
    • 1分ほど経過しても水漏れがなさそうでしたらバルブを全開にしてください。
    • 3分程度で蛇口から少量の水が出てきます。最初は活性炭からの黒い水が出る場合がありますので3分程度そのまま放置します。
    • 電磁弁を内蔵している機種の場合は電源を入れないと水が電磁弁の手前で止まってしまうため現時点では水は出ません。(対象機種ZEROシリーズ,RO-US100500P)
    • 水漏れが無い事を確認しましたら電源プラグを挿して下さい。
    • タンク上部のバルブを開きフォーセット(蛇口)を完全に締める(レバーを立てた状態)と純水はタンクに水が貯まっていきます。この際にタンクのバルブの取付口から水漏れがない事を確認します。
    • タンクが満タンになるとポンプが自動停止しますのでポンプ内蔵機種の場合、動作音で確認できると思います。ポンプを内蔵していない機種の場合は1時間半を目安にして下さい。
    • 1度目のタンクの水は完全ではないため蛇口を手前に倒しタンク内の水を捨てて下さい。
    • タンクが空になりましたら蛇口を閉じます。再度、タンクが満タンになりましたら全て完了です。この水から飲むことが出来ます。
    • TDSメーターで水質を確認してください。一般的に蛇口を開けて最初に出る水は チューブ部分に溜まっている水ですのでTDS値はやや高く表示されます。 数秒待てば正しい数値になると思います。

    • 綺麗なコップに水を注ぎTDSメーターの基準の線まで差し込み下側のスイッチを 押すと数秒で結果がデジタル表示されます。 数字が1桁台でしたら正常です。通常は2PPM〜7PPMぐらいです。

    • 原水の水質に比例しますので原水が極端に悪いと数値にも影響します。
    • 浄水器を購入してから時間が経過していない場合はポストカーボンフィルター
      (最終段階)の活性炭の成分が完全に抜け切れていない場合があります。
       
    • TDSの数値は高めに表示される場合がありますが時間の経過と共に数値は
      下がってきます。フィルターを新規に交換した場合も同様です。数値の下がりが遅い場合は タンク内の水を空にし新規に作り直してください。
 

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